“乳がん“の自覚症状といっても
人によって様々だそうです。
母が感じた違和感は
乳首の凹みと
異常な胸の張り。
この時
胸に“しこり“を感じることは
なかったようです。
この症状を私が知ったのは
先月の末。（2020・8月末）
忘れもしない
私の誕生日を数日後に控えた
暑い日でした。
母 「ねぇ、ちょこママ。
ちょっといい？」
私 「何？」
母 「お母さん、”がん”かもしれない・・・。」
私 「えっ・・・
どういう意味？」
最初は本当に
日常の何気ない会話だと
思っていたのに
突然聞かされた
母の胸の内と違和感。
どうしたら良い？という母に
まずは
きちんとお医者さんに
診てもらうことを提案しました。
そして母が選んだのが
地元の”乳腺外科”がある
総合病院でした。
”乳腺外科”という言葉すら
私には、馴染みがなく
この時初めて知りました。
予約は取れたものの
診察日は一週間後。
不安を抱えたまま
一週間を過ごさなければならない。
その間には
私の誕生日もあり
母は、いつものように
ケーキを買ってくれました。
ケーキを食べながら
言いようのない不安を感じ
涙が止まりませんでした。
何も決まっていないのに
母と、来年も祝えるのだろうか・・・
そんなことばかりを考えてしまう自分。
私がしっかりしなくちゃいけないのに
泣いてる場合ではない・・・
わかってはいるのに
涙が止まりませんでした。
もしも、母がいなくなったら・・・
こんなことを考える日が
こんなに早く、くるなんて・・・
心の中を整理することができないまま
長すぎる「一週間」が経ち
ようやく
母の検査の日を迎えたのです。
